岡山県警津山署は21日、津山市福田の国道53号で自転車に乗った男性と衝突し、救護せずに走り去ったとして、倉敷市東富井、トラック運転手の男(63)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の疑いで逮捕した。
調べでは、容疑者の男は20日午前5時55分ごろ、仕事で美咲町打穴中方面から津山市高尾方面へ中型トラックを運転中、進行方向左側の車道脇を走っていた美咲町の会社員男性(54)の自転車と衝突。男性に頭部の骨折などの重傷を負わせたにもかかわらず、救護や警察への通報をせずに現場を立ち去った疑い。
調べに対し「相手が自転車に乗った人とは思わなかった。電柱のようなものに当たったと思っていた」と供述し、容疑を一部否認している。
同署によると、現場は片側1車線の直線道路で、日中の見通しは良いが、事故当時は日の出前だった。
男性は衝突後、自力で帰宅し、家族が119番通報。駆け付けた津山圏域消防組合の隊員が男性の様子や「事故当時の記憶がない」との話から交通事故の可能性があると判断し、110番通報した。
同署は男性から事情を聴くとともに、防犯カメラや容疑者の男が運転していたトラックのドライブレコーダーの映像などを確認し、容疑者を特定した。
男性は21日現在、意識があり、命に別条はないとみられる。