わかくさ児童クラブを利用する小学生たちが29日、岡山県美咲町打穴下の同施設で、福岡市に本社を置き、国内外で事業を展開する天然とんこつラーメン専門店「一蘭」から寄贈されたラーメンを作って味わい、心弾む楽しい時間を過ごした。
一蘭は、子どもたちに料理や食事の楽しさや喜びを体験してもらおうと、企業版ふるさと納税制度を活用し、自社製品を自治体に贈る初めての試みに取り組んでいる。今回は「夏休み期間中の子どもたちの居場所づくりに活用したい」「イベントを通じて子どもたちが料理を体験する機会をつくりたい」という美咲町の思いに共感し、240食分を贈呈した。
この日は、美咲中央小学校と加美小学校の1~6年生計30人が参加。調理担当の児童が調理室でスタッフに教わりながら、大きな鍋で麺をゆで、ざるに上げて湯を切るといった作業に挑戦した。
大量の食事を作ることに慣れておらず、初めはスタッフに質問するなど苦戦する様子も見られたが、次第に慣れていき、堂々とした手つきになった。作ったスープを他の児童たちが集まる部屋へ運び、最後に麺とスープを合わせ、チャーシューと野菜をのせて完成。食欲をそそる香りが漂う一杯を受け取った子どもたちは、友達同士で机を囲んで麺をすすり、おかわりするなど思う存分味わっていた。
美咲中央小3年・齊藤真美華さん(9)は「一蘭のラーメンは食べたことあって、濃いめの味が好き。おいしいラーメンをプレゼントしてもらえてとてもうれしい。感謝の気持ちを伝えたい」と笑顔。一方、同店のラーメンを初めて食べた同小1年の渡辺結月さん(7)は「麺が細く、スープもおいしくて食べやすかった。おいしかったことをお母さんに話して、今度お店に連れて行ってもらいたい」と話していた。
寄贈品は、「子ども第三の居場所・みさキッズあさひ」や、30日に美咲町多世代交流拠点「みさキラリ」で開かれる防災イベントでも活用する。
