岡山県津山市への移住者や帰郷者、移住を検討している人たちの交流を深める「津山市IJUターンCafe~移住者交流会~」が29日、東新町の早瀬豆富店で開かれた。関東や近畿、中四国地方などから移り住んだ人たちが、美作地域の在来種「もち大豆」を使った豆腐作りや食事を楽しみながら親睦を深めた。
移住者らのネットワークづくりを目的に年2回開いている交流会で、男女10人が参加。今回は「美作もち大豆の豆富づくり体験&昼食交流会」と題し、豆腐マイスターの資格を持つ早瀬豆富店の早瀬亮子さん(43)が講師を務めた。早瀬さんは紙芝居や音楽を使って豆腐の歴史や種類、作り方などを解説。参加者は同店で使用している、ふくよかな甘みが特徴の美作地域の在来種「もち大豆」から搾った豆乳を使い、寄せ豆腐作りに挑戦した。
にがり3グラムを量り、70~75度に温めた豆乳300ミリリットルを加えて容器に移す作業で、分量の正確さと手際の良さが求められる。参加者は緊張しながらも慎重に取り組み、寄せ豆腐を完成させた。
その後は津山での暮らしなどを話題に会話を弾ませながら、店自慢の豆腐料理を堪能した。
年を重ねた親を支えようと決心し、8年前に高知県から帰郷した会社員の中島けいこさん(48)=大田=は「牛肉をはじめ、津山は食が豊かだと感じていたけど、もち大豆は初めて知った。地元の農産物について知ることができたし、まるで実験のようにみんなで楽しく体験したのも良かった。美しい景色と自然、おいしい食事など、帰ってきて改めて津山の良さを感じている」と話していた。
