岡山県美作市湯郷の湯郷温泉の旅館やホテル、温泉施設など18軒で6日、ショウブ湯のサービスがあり、入浴客が特有の香りを楽しみながら、ゆったりとしたひとときを過ごした。
ショウブは古くから薬効があり、邪気をはらうといわれており、軒に差したり、湯に入れて浴していた。湯郷温泉観光協会は毎年、旧暦の端午の節句に同サービスをし、今年は兵庫県佐用町産の1200本を配った。
緑鮮やかなショウブ(長さ1.5㍍)を用意し、それぞれ持ち帰って湯船に浮かべた。湯郷鷺温泉館では岡山湯郷ベルの西郡茉優、田代つばめの両選手が巫女(みこ)に扮(ふん)して露天風呂に浮かべると辺りに香りが広がり、入浴者たちに喜ばれた。夫婦で訪れた岡山市の会社員・田中正樹さん(57)は「香りがすごく良くて、心が落ち着く。定年退職まで無事に過ごせるようお湯を楽しみたい」と話していた。
また、同館北側の塩湯社で神事があり、温泉施設や地域の関係者17人が無病息災を祈願した。
