岡山県津山市久米川南の圓光寺(田中優寛住職)で19日から3日間、「夏休み座禅会」が開かれ、セミしぐれが響く中、地域の子どもや保護者らが精神を集中させて心を整え、清々しい気持ちで一日をスタートさせた。
子どもや若い人たちにも寺に親しんでもらおうと始め、今年で3年目を迎える行事。参加者は庫裡(くり)に集まり、祭られている阿弥陀如来像に向かって読経するなどした後、田中住職(45)から正しい姿勢や足の組み方などを教わり、早速座禅に挑戦した。手足を組み、背筋をまっすぐ伸ばして呼吸を数えながら、静かに自身の心と向き合った。
参加者は警策で背中をたたいてもらったほか、釈迦(しゃか)の出家にまつわる法話を聞いたり、元高校教諭で総代長の水島篤志さん(73)を講師に写経を体験したりして、仏教の魅力にふれた。
祖母に誘われ、昨年に続いて参加したという誠道小4年の眞名子仁君(10)は「おばあちゃんから『座禅を組む時は何も考えないように』とアドバイスを受けて、心を無にした。落ち着く時間になったし、心もすっきりしたように感じる。良い一日が過ごせそう」と笑顔で話していた。
