若者の採用・育成に積極的で雇用管理が優良な中小企業を厚生労働相が認定する「ユースエール認定企業」に、岡山県美作市城田の自動車、産業機械用部品メーカー・エクセディ精密(田中俊幸社長)が選ばれ、3日に認定通知書が交付された。
自社製品や広告に同認定マークを使用できる他、労働局で重点的PRなどが受けられる制度で▽前事業年度の正社員の有給休暇年間付与日数に対する取得率が平均70%以上か、年間取得日数が平均10日以上▽直近3事業年度で男性労働者の育児休業などの取得者が1人以上か、女性労働者の取得率が75%以上―などの要件を満たす必要がある。
美作市林野の津山公共職業安定所美作出張所で交付式があり、石原武夫所長から通知書を受け取った田中社長は「熱望していたことでうれしく思う一方、その責務を重く受け止めている。これを機に若者の採用活動にもまい進し、若者から年配まで一緒に心地よく働ける会社を目指したい」と話した。
同社は2004年に創業し、現在の従業員数は138人(平均年齢41歳、うち女性30人)。審査基準となった直近3事業年度(2022~24年度)で新卒者の採用はないが、新卒以外では合わせて8人(うち女性1人)。半日有給の取得日数を増やし、当日の申請でも受け付ける他、男女関わらず子どもが生まれる職員に対して育児休業の説明をするなどし、休暇制度を活用しやすい環境づくりに力を入れたことで、有給休暇の平均取得実績が13.6日、男性4人が育児休業を取得した。
ユースエール認定は職場での過酷な労働環境問題が課題に挙がる中、求職者が安心して就職活動に励めるように2015年度から導入されている。県内では今回を含めて69社、このうちハローワーク美作管内(美作市、勝央、奈義町、西粟倉村)では9社が認定を受けている。
