岡山県の西粟倉村(青木秀樹村長)は23日、村民たちの「ウェルビーイング(心身ともに幸福な暮らし)」を向上させ、地域社会の持続的な発展を目指そうと、東京都の社会変革推進財団(SIIF)、スマートシティ・インスティテュート(SCIーJapan)と「地域社会のウェルビーイング調査」に関する連携協定を締結した。
同村は「生きるを楽しむ 百年の森林に育まれたむら」を将来の構想として掲げ、住民同士が支え合い、生きがいを感じながら過ごせる村づくりに取り組んでいる。調査によって村民の実感や各地域の実態を可視化して本質的な豊かさを捉え、住民と行政との対話を図り、住民サービスの充実や産業創出、地域内外の共創の促進にもつなげる。
地域課題の原因を根本的に見直して解決策を探るSIIF(青柳光昌専務(代表)理事)と「ウェルビーイング指標」の開発と運営でスマートシティの拡大や高度化を推進するSCIーJapan(南雲岳彦代表理事)は村民から集めたアンケートを分析して実践的な助言を行い、活性化に向けた仕組みを構築して小規模自治体でも活用できる成功事例を作っていく。
この日、同村影石のあわくら会館で締結式が開かれ、関係者15人が参加。青木村長は「知見を持って実行し、上質な田舎を目指す。村民の思いをくみ取るほか、さまざまな観点から個人や地域全体の幸せを探っていきたい」。青柳代表理事が「先進的な取り組みだと思っており、調査だけで終わらず、新たな経営や取り組みの創出、既存の取り組みの改善に役立てるほかに情報を村外に発信することで多様な資源、資金が集まり村に循環していくようにしたい」。南雲代表理事は「幸せとは何なのかということを皆さんと一緒に世界に向けて発信していけたら」などと述べ、連携協定書に署名をして交わした。
