西小学校(岡山県津山市小田中)で1日、地域と連携して取り組む課題解決型学習(PBL)の一環で城西地区の歴史とものづくりについて学ぶ授業が開かれ、4~6年生計82人は持続可能なまちづくりの実現に向けて地元に関する知見を広げた。
「100年後も豊かなまち津山城西の実現」をテーマに「総合的な学習の時間」を活用して実施し、今年で4年目を迎える授業。子どもたちの目線で問題点を見つめ、地元の活性化や改善に向けてアイデアを発表する。その前段階として1学期は地元に対する見識を高めようと、防災や人口減少、住民の高齢化などについて学んでいる。
この日は作州民芸協会長で竹彫刻家の小林博道さん(77)=国分寺=が来校し、初めに同校周辺の地名について説明。「桶屋町」「鍛冶町」「上紺屋町」などその名が示すとおり、道具や生活用品などを作る職人が江戸時代に暮らしていたことにふれ、「城西地区はものづくりの町」と強調した。
さらに、現在も活躍する市内の職人たちを紹介した後、自身が手掛けた作品を見せながら制作する上での苦労と完成した時の喜びについて語り、最後に「のんびり過ごすよりも作品を作ることの方が楽しい。このものづくりへの喜びが『豊かなまち』を作るヒントになるかもしれない。ぜひ日々の生活の中で『豊かさ』ついて考え、答えを見つけてほしい」と呼びかけた。
6年・小原絆花さん(11)は「自分たちの身近なところで現在も活躍している職人がいることなど、普段は意識をしていかなかった地元の魅力に気付いた。きょう知ったことをもっと多くの人に知ってもらえるようにしたい」と話していた。
