本年度で閉校し、134年の歴史に幕を下ろす清泉小学校(岡山県津山市綾部)で17日、児童たちが企画した「思い出フェスティバル」が開かれ、地域住民や保護者らと一緒にレクリエーションや食事を楽しみ、最後の夏を飾る思い出を刻んだ。
全校児童36人が6班に分かれて4月から準備を進めてきた企画。「みんなに楽しんでもらいたい」とアイデアを出し合い、実現に向けて教職員やPTAが支えた。
この日は、1学期の終業式の後に各班が交代で「謎解き宝探し」「射的」「スーパーボールすくい」「学校かくれんぼ」といった催しを開催し、駆け付けた卒業生や児童のきょうだいらも参加。このうち「水でっぽう」では、水着に着替えた子どもたちが運動場に集まり、赤と白チームに分かれて対決。30度を超える暑さの中、ウオーターガンや筒状の道具を使って冷たい水を掛け合い、大いに盛り上がった。しっかり走り回った後は地域住民がそれぞれの家庭から持ち寄った食材を活用して作ったカレーライスを喫食。教室では幼い子どもからお年寄りまでテーブルを囲んで会話を弾ませながらおいしそうに食べた。
フィナーレは家庭用の花火セットで花火大会。手持ち花火、噴き出し花火、打ち上げ花火といったさまざまな種類に点火し、勢いよく火花が噴き出す様子に子どもたちは「すごい」「きれい」と歓声を上げていた。
6年生の久常晃寛君(12)と真木翼君(11)は「学校のみんなが一つにまとまって取り組めたこと、一緒に思いっきり遊べたことが楽しかった。これからもたくさんの良い思い出をつくっていきたい」「全校の人数が少ないからこそ取り組めた企画だと思う。貴重な体験ができてうれしい」と笑顔で話した。
植月純子校長(57)は「思いを形にするのは簡単ではなく、苦労を重ね、工夫をしてきたことが発揮できたように感じる。子どもたちにとっても学校を支えてきた地域の人たちの温かみを感じ、つながりを深める時間にもなったと思う」と語っていた。

