文部科学省の第78回 「優良公民館表彰」 を広野公民館 =津山市田熊= が、 2025年度の 「家庭教育支援チームの活動の推進に係る文部科学大臣表彰」 を市家庭教育支援チーム 「はぴまる」 が受け、 両者の代表者が16日、 山北の市役所で光井聡市長らに喜びを報告した。
同省は毎年、 社会教育や家庭教育の振興、 家庭教育支援チームの推進において成果を上げ、 他の模範となるような取り組みを表彰している。
広野公民館は、 地区内の田熊八幡神社にある歌舞伎舞台 「田熊の舞台」 が国の重要有形民俗文化財に指定され、 50年を迎える記念に子どもたちによる歌舞伎を企画し、 22年に 「広野子ども歌舞伎教室」 を開講。 経験者の高齢化などにより活動が停止し、 消滅の危機にあった地元の農村歌舞伎文化を復活させた。 現在も地元の小中学生による歌舞伎の上演が続いており、 伝統文化の継承や子どもたちの居場所づくりのほか、 地域住民らの関係の構築や交流を図る機会にもなっている。
家庭教育支援チーム 「はぴまる」 は17年に活動を開始し、 現在、 元教員や保育士、 県家庭教育支援ファシリテーター養成講座修了者ら13人が活動している。 PTAなどを対象に子育てに関する学びを深め、 保護者同士で交流を図るワークショップを実施。 子育てに関する悩みを気軽に相談できる 「子育てトークルームぽかぽか」 も開き、 保護者たちの孤立を防ぐなどしている。
この日は忠政泰男広野公民館長(71)とはぴまるのメンバー・渡邉文子さん(69)が来庁。 光井市長は 「子どもは社会を映す鏡。 子どもたちを笑顔にする活動はこれからの未来に大事になる。 その思いを体現していただき、 感謝を申し上げたい。 本市も社会、 家庭教育に改めて力を入れていきたい」 とたたえた。
忠政館長は 「受賞は地域住民と市教委、 学校関係者らが協力して取り組んでくれたおかげ。 今後も文化の継承、 郷土愛の醸成を図るほかに、 子ども歌舞伎の認知度を広めていけるように地域全体で頑張
っていける環境をつくりたい」。 渡邉さんは 「地道に活動してきたことが認められてうれしかった。 これからもメンバー一人一人の強みを生かし、 多くの方々に 『津山で子育てして良かった』 と思っていただけるよう活動していく」 と話していた。
優良公民館表彰では全国の公民館60館、 県内では3館、 県北では同館以外に西粟倉村あわくら会館が受賞した。 家庭支援チームの活動推進の表彰については全国の23チームの活動が選ばれた。
