日本政策金融公庫津山支店は7日、岡山県警津山署と協働して凶器を使った強盗事件を想定した防犯訓練を津山市山下の同店で行い、職員たちが非常事態への適切な対応について認識を高めた。
防犯意識と対応力を高めることを目的に実施。北田貴司支店長をはじめ、職員計9人が参加した。作業をしている中、犯人役の署員が入店。訓練用の模擬ナイフを手に「金を出せ」と荒々しい声を上げて、すぐさまカウンター内に押し入り、男性職員を捕まえて金を袋に詰めるように要求した。
他の職員たちは思わぬ行動にやや驚きながらも、それぞれ決められた役割をこなし、冷静に対応。犯人役の逃走後は駆け付けた署員の質問に対して答えていた。
状況を観察していた生活安全課の中里康司課長が一連の対応について講評。強盗犯がカウンターの中に入るという事件が過去にあったことを説明し、「対応中も犯人と一定の距離を保って自身の安全を確保してほしい」「想定外の出来事が起こることも踏まえ、役割に捉われずに誰でも行動できる体制を」などとアドバイスした。
北田支店長は「危機的な状況下で予想しない出来事に頭が真っ白になってしまう点や通報後の警察の動きなどを知ることができたのは大変勉強になった。指摘をいただいた点を整理して支店内で共有し、さらなる防犯強化を図りたい」と話した。
今年に入り金融機関を狙った強盗事件は5月末までに全国で合わせて4件。昨年1年間で2件だったのに対し増加傾向にある。中里課長は「犯人はいつ現れるのか分からない。日頃からの防犯対策と防犯力の向上に努め、万が一の時に速やかな対応ができるようにしていただけたら」と呼びかけている。
