俳優、ダンサーとして活躍する森山未來さんら3人の表現者が、岡山県奈義町の文化、伝統芸能の未来に力を貸す。2024年の「森の芸術祭」で生まれた縁が、町の新たな文化づくりへとつながった。
奈義町は3日、2024年の第1回森の芸術祭を通じて交流を深めた俳優でダンサーの森山未來さん、鳴り物演奏者で作曲家の吉井盛悟さん、松竹歌舞伎演出家の戸部和久さんの3氏を、町初の「文化アドバイザー」として招へいした。町内で行われる各種文化活動やイベントなどへの助言、共演を通じ、住民のまちへの誇りや自信、郷土愛を育む。
主な活動は、横仙歌舞伎保存会や中島東松神座、歌舞鼓音座、瀧神獅子、現代美術館などの文化施策や活動、各団体への指導など。文化水準の向上やアーティストとのつながりを広げると共に、活動の活性化や各団体への新たな参加者の呼び込み、住民の生きがいづくりにつなげる他、2027年開催の第2回芸術祭への機運醸成を図る。
同日、豊沢の町文化センターで開かれた「住民との共同事業会見」には、アドバイザーの3氏と、町と3氏を引き合わせた同芸術祭アートディレクターの長谷川祐子さんらが出席。
奥正親町長は「芸術祭で生まれたつながりを将来にわたって文化振興に生かすべく、アドバイザーとしてお迎えした。それぞれの豊かな経験と高い専門性を生かした助言や指導をいただき、町民に文化や伝統芸能をより身近に感じてもらいたい」とあいさつした。
アドバイザーの3氏は「ふるさとへの愛着を持ってほしい」「地域の持つ可能性を皆さんと一緒に楽しんでいきたい」などと意気込みを述べた。