155ミリ榴弾砲が空砲 自衛隊車両34両が観閲行進 雨の中約2000人が来場/岡山・奈義町

行政・公共 自衛隊車両が隊列を組んで進む観閲行進=岡山県奈義町で
自衛隊車両が隊列を組んで進む観閲行進=岡山県奈義町で
         

 陸上自衛隊日本原駐屯地(岡山県奈義町滝本)の創設61周年記念行事が28日、同駐屯地内で開かれ、雨の中、約2000人が自衛隊車両の観閲行進や訓練展示などを見学した。

 式典会場のグラウンドには、日本原、米子(鳥取県)、海田市(広島県)、青野原(兵庫県)の各駐屯地の隊員が入場。馬場秀広司令は隊員らに敬礼した後、昨今の自然災害や不安定さを増す世界情勢にふれ、「皆さんの安全で安心な暮らしを守るため、地域住民らと共に歩みながら信頼関係を深め、県民の皆さんのご期待に応えられるよう、努力を重ねていくことを誓う」と式辞を述べた。

 小野田紀美経済安全保障担当相をはじめとする国会議員らに続き、奥正親町長が「この駐屯地は国防を支える重要な拠点で、町も国防を支えていると認識している。自衛隊との共存、共生、共栄のまちづくりを推進し、地域の理解と協力をいただきながら、演習場の安定的な使用に力を尽くす」と祝辞を述べた。

 式典後は、SAM(地対空誘導弾)など各駐屯地の自衛隊車両計34両とヘリコプター1機による観閲行進が行われた。続く訓練展示では、観閲行進に登場したFH70(155ミリ榴弾砲)が空砲を放ち、ヘリコプターが上空を旋回するなどし、来場者が見入っていた。

 祖父母に会うため帰省していた岡山市の小学6年、津本瑠音君(11)は「自衛隊の皆さんは災害などで苦しんでいる人のために頑張って任務に取り組む強さと優しさを兼ね備えた姿が格好いいと感じている。日ごろの活動に感謝し、これからも応援していきたい」と話した。

 この他、海田市駐屯地の第13音楽隊が演奏を披露した。同駐屯地は1965年、兵庫県姫路市から移駐して開庁。陸上自衛隊が防衛力強化を進める中、今年6月には日本原駐屯地の第13高射特科中隊が「第13高射特科隊」に改編された。

空砲を放つ155ミリ榴弾砲
空砲を放つ155ミリ榴弾砲
来場者の上空を旋回するヘリコプター
来場者の上空を旋回するヘリコプター


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