地域の声援を力に変えて――。中央中学校2年の谷本怜雅君(14)=美咲町原田=が、BMXフリースタイル・パークの男子13―15部門で今年の国内公式戦2連勝。同部門の国内ポイントランキングでも首位を走っており、10月に岡山市で開かれる全日本選手権、11月の世界大会に向けさらなる高みを目指し練習に励んでいる。
公式戦は初戦がマイナビJAPAN CUP名古屋(全日本フリースタイルBMX連盟主催、4月23~26日)、2戦は同横須賀(同、6月4~7日)。初戦は20人、2戦目は19人が出場。それぞれ予選と決勝があり、1本1分の試技を2回行い、技の難易度による得点制で、予選は2本の平均点を、決勝は2本のうち、より点数の高い方で頂点を争う。谷本君は360度回転しながら自転車本体を1回転、さらにハンドルを2回転させる高難度で国内でも数人しか成功していない「360ウィップ・ダブルバースピン」や、後方宙返りしながらハンドルを3回転させる「バックフリップ・トリプルバースピン」などの大技を着実に決めた上、安定した着地を見せて2位以降を大きく引き離すポイントをたたき出した。
BMX歴9年目を迎える谷本君だが昨年5月には鎖骨骨折し、悔しい思いを経験。今年4月からは美作市に新たにKーBASEパークが完成し、練習拠点がこれまでの岡山市内の練習場と2拠点になって大幅に練習時間が増加、難易度の高い技の精度がより高まるなど完全復活を遂げた。新拠点に隣接のバスケットボール場で高校生と交流するなど気分転換を図っている他、「地域の人たちが気軽に声をかけて応援してくれているのが力になっている」と話す。
「1分間のラン(演技)全体の流れや見せ方、安全な着地など基礎練習にも磨きがかけられ、結果につながっているのでうれしい。全日本に向けてさらに難易度の高い技にも挑戦している。持っている力を全部出し切り、自分らしい挑戦をしたい」と意気込みを語った。

