美術家・片山康之さん作品展「―梛(なぎ)と蛇(なぎ)―」

芸術 人物像をメインにした片山さんのインスタレーション
人物像をメインにした片山さんのインスタレーション
         

 美術家・片山康之さん(44)=倉敷市=の作品展「―梛(なぎ)と蛇(なぎ)―」が岡山県勝田郡奈義町豊沢の町現代美術館ギャラリーで開かれ、想像をかき立てるインスタレーション(空間芸術)に来場者が見入っている。3月12日まで。
 国内外で精力的に活動を展開する中、同町を訪れて体感した風土や伝説などを要素に取り入れた新作など6点を出展。
 樹脂でかたどった等身大のリアルな人物像がメインで、「無題」は頼りない翼を背負う若い女性の表情に飛ぶのを諦めた絶望感が漂う。中性的な若者の後頭部がオオカミになっている「赤ずきんとクリームソーダ」は、いでたちやライティングに存在感が際立つ。
 さらに平面作品「撹拌(かくはん)せよ」は、デジタルプリントした造花が重なり合うモノトーンの大画面に周囲の人物像が映り込み、不思議な空間を醸す。
 同館では「シュールレアリスム(超現実主義)タッチの作風と対峙(じ)し、見る人それぞれに物語を感じとってほしい」としている。


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