登山シーズンを迎え、岡山県真庭市蒜山地域の山開き行事が9日、中蒜山麓の塩釜石彫公園(同市蒜山下福田)で開かれ、初夏の日差しが降り注ぐ中、観光業者や登山ガイドら関係者と登山者らが安全と無事故を祈願した。
蒜山観光協会(石賀幹浩会長)が主催し、一般の来場者も含めて40人が出席。神事では園内の広場から中蒜山に向かって福田神社の入澤喜一宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉串を捧げた。石賀会長は「この時期の蒜山は新緑がきれいで、さらに野に咲く花や山頂からの絶景なども楽しめる。安全に登山し、素晴らしい思い出を持ち帰っていただけたら」とあいさつ。
続いて蒜山アルプホルン愛好会による演奏が行われ、高原に吹くさわやかな風に乗せた優しい音色を響かせ、今季の開幕を祝った。
海外から家族で蒜山に移住して4年目というニコルス明子さん(49)=蒜山東茅部=は「緑に囲まれた景色と鳥のさえずり、アルプホルンの音色がのどかな雰囲気を醸し出しており、とても穏やかな気持ちになった。蒜山の山はまだ登ったことがないので年内に挑戦したい」と話していた。
同地域には上蒜山(標高1202㍍)、中蒜山(同1123㍍)、下蒜山(同1100㍍)を合わせた蒜山三座や高原西部の三平山(同1010㍍)などがあり、同協会によると年間約5万人が訪れているという。
